再入幕の西前頭15枚目・阿炎が、幕内では19年夏場所以来となる2桁10勝目を飾った。前日に勝ち越しを決めた好調の宇良と幕内で初対戦。低い立ち合いで懐に入ろうとする相手を突き放し、1歩も下がらず最後は突き倒した。

幕内優勝経験者で37歳のベテラン玉鷲は土俵際の逆転で2敗(9勝)をキープ。12日目に阿炎との対戦が組まれた。

横綱照ノ富士は先に左上手を許した逸ノ城に苦戦も、粘って最後は寄り倒して11連勝とした。

前日に初黒星の大関貴景勝は、相撲巧者の遠藤を圧倒して押し出し、1敗を守った。