6場所出場停止から復帰した大関経験者の西三段目22枚目朝乃山(28=高砂)が、7戦全勝で優勝した。大青山との全勝対決を寄り切りで制した。

昨年5月に日本相撲協会作成の新型コロナウイルス対策ガイドライン違反が発覚し、協会の事情聴取に虚偽報告をするなどして同年6月に6場所出場停止処分を受けた。

復帰の土俵となった2日目の一番相撲で昨年夏場所11日目の5月19日以来、418日ぶりの本場所出場。取組後には「ウソをついたことで日本相撲協会や部屋のみんな、応援してくれるファンの皆さんに応援してもらえないと思っていた。やっぱりまだ許される訳ではないですけど、しっかり土俵の上で戦っていく姿をファンや日本相撲協会の皆さんに見てもらって信用を取り戻していきたいです」と話していた。