日本相撲協会は25日、大相撲秋場所が開催されている両国国技館内で同場所の三賞選考委員会を開き、受賞力士が決まった。

殊勲賞は1横綱、3大関を総なめした東前頭3枚目の玉鷲(37=片男波)が2回目の受賞(三賞は4回目)を果たした。また、2日目に横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)から金星を奪った東前頭筆頭の翔猿(30=追手風)は、千秋楽で隆の勝(27=常盤山)に勝って、白星を2ケタ10勝に乗せた場合という条件付きだったが、押し出しで勝って初受賞(三賞は2回目)した。

敢闘賞は、西前頭4枚目の高安(32=田子ノ浦)が6回目(三賞は11回目)の受賞を決めた。また14日目まで優勝争いに加わった西前頭8枚目の北勝富士(30=八角)は、千秋楽で関脇大栄翔(28=追手風)に勝って11勝目を挙げれば、初の敢闘賞となるところだったが、はたき込みで敗れ受賞を逃した。

技能賞は、14日目まで10勝4敗の関脇若隆景(27=荒汐)が、4回目の受賞(三賞も同じ)を決めた。

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