日本相撲協会審判部が13日目の取組編成会議を開き、大関経験者の東幕下4枚目朝乃山(28=高砂)は西幕下10枚目上戸(27=立浪)との一番が組まれた。朝乃山はここまで5勝1敗とし、この一番が今場所最後の相撲となる。

朝乃山は一番相撲から5連勝と星を伸ばし、十両復帰に向けて勢いをつけていた。しかし、11日目の六番相撲で今場所初黒星。十両復帰が確実となる7戦全勝に王手をかけられなかった。

13日目の七番相撲に勝てば6勝1敗となるが、現時点で十両復帰は不明だ。「番付は生きもの」と言われているだけに、周囲の成績によって左右される。幕内千代大龍の引退により、関取の座は1枠空くが、現時点での成績では十両から陥落する力士は見当たらない。何はともあれ、勝って千秋楽後に吉報を待ちたい。