日本相撲協会は26日、大相撲名古屋場所(7月9日初日、名古屋・ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

先場所、西十両筆頭で11勝4敗と好成績だった湘南乃海(25=高田川)が、西前頭14枚目で新入幕を果たした。高田川部屋からの新入幕は18年初場所の竜電以来3人目。神奈川県出身は昨年春場所の荒篤山以来。名古屋市内の部屋で、師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)も同席した会見で新入幕の喜びを語った。 

「(場所までの)2週間でしっかり仕上げて、自信を持って初日に臨めるようにしたい」と決意表明。新入幕場所の目標を「2桁で三賞は思うがそれは結果。体を生かして、しっかり前に攻める相撲をとりたいと思う」と力強く話した。

師匠の高田川親方も「体はありますんで、強い気持ちで戦うだけ」と期待。前日に地元で激励会があったといい、「盛大に応援してもらった。負けられんでしょ。それだけの思いを背負うんだから」とじわり重圧をかけた。

次の目標は三役になる。「そこを目指して、自分の中で成長していきたい」。すかさず師匠は「年内に狙えるように。それだけの稽古をさせます」とニヤリ予告した。

【23年名古屋場所の新番付表】