大相撲元関脇寺尾の錣山親方(本名・福薗好文)の訃報から一夜明けた18日夜、十両の志摩ノ海(34=木瀬)が東京・錣山部屋に弔問に訪れた。故元井筒親方(元関脇逆鉾)の長女の清香夫人と結婚し、本名を妻の「福薗」に変更。妻の叔父に当たる錣山親方が亡くなったことについて、「本当に悲しいです」と肩を落とした。

錣山親方からは角界入りする際にも誘いを受けたが、近大卒業後に悩んだ末に選んだのは木瀬部屋。違う部屋へ入門を決めた後も、場所中で会うと支度部屋などで気軽に話しかけてくれる存在だった。「奥さんと結婚したことを報告すると、いの一番に喜んでくれて。子どもが生まれたばかりでしたので…」と急な訃報に接して驚きを隠せない様子だった。一家の主として「より一層頑張っていかないといけない」と気を引き締めた。