現役最長身の204センチの北青鵬が、思わぬ形で現役生活に別れを告げた。日本相撲協会は23日の臨時理事会で、弟弟子2人に日常的な暴力行為をしていた北青鵬の引退届を受理し、引退勧告相当であることを確認した。

師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)とそろって都内の部屋で取材に応じ、「部屋の弟弟子に暴力を振るったことを深く反省しております。ファンの皆さまの期待を裏切ってしまい、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。22歳の大器の関取在位は12場所(初場所時点)にとどまり、国技館の土俵で引退相撲が行える目安の「関取30場所以上」に届かなかった。関係者によると、4月に断髪式を行うという話も浮上しているという。