夏場所(12日初日、東京・両国国技館)をかど番で迎える大関霧島(28=音羽山)が2日、横綱審議委員会(横審)による稽古総見に参加。大関陣らとの申し合いで6勝4敗と順調な調整ぶりを示した。

先場所は5勝10敗と大きく負け越した。「頸部(けいぶ)挫傷、両肘挫傷、右上腕三頭筋腱炎(けんえん)」で場所後の春巡業も休場。久しぶりの相撲を取る稽古となったが「ケガに気をつけて頑張ろうと思った。良かったと思います」と収穫を得た。

新小結の大の里を指名して相撲を取る場面もあり「負けない気持ちで」と伸び盛りの若手の存在も刺激にしている様子だった。夏場所でのかど番脱出へ、手応えのある稽古総見になったようだ。