大相撲の新横綱豊昇龍(25=立浪)が31日、東京・明治神宮で奉納土俵入りを行った。大勢の相撲ファンや参拝客が見守る中、雲竜型を披露した

叔父で元第68代横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(44)も、モンゴルから明治神宮に駆けつけ、おいの雄姿を見守った。

新横綱朝青龍として明治神宮で土俵入りをお披露目してからちょうど22年。おいの土俵入りを、関係者席からスマートフォンで撮影し、「あいつ、安定して土俵入りしていたな」とうれしそうに話した。

自身が新横綱として奉納土俵入りを行ったときには「何も知らなかったし、わからなかった」と振り返る。先輩横綱として送る助言を問われ、「電話一本でいい」。いつでもアドバイスを届ける用意があるとしたうえで、「(豊昇龍が)電話に出ればいいんだけれどね」と笑った。「みんなに愛されるようにね…」と言いかけたあと、「でも芸能人ではなく力士なんだから、嫌われるほど強くなって欲しい」と言い直した。

横綱として気をつけなければならないことは何か。その問いに対する答えは「早く慣れること」とし、「自信満々で、安定した万全の横綱相撲を取ってほしい」と力を込めた。

横綱昇進を決めた初場所で、豊昇龍は2度目の優勝をとげた。歴代4位となる25度の優勝を果たしたおじは、「横綱になった人間は、最初(に目指すのは)やっぱり2桁でしょう。そのあとは実力なんです。頑張って欲しい」とエール。まだ25歳の豊昇龍は、さらなる成長の余地がある。叔父の優勝回数に近づくことができるかと問われると、「超えればいいんですけどね。はい。やってみろって感じです」と豪快に笑った。【奥岡幹浩】