二所ノ関親方(38=元横綱稀勢の里)は25日、茨城・つくば市内のホテルで行われた部屋の千秋楽パーティー後に取材に応じ、2場所連続優勝を飾った大の里(24)の成長ぶりに目を細めた。

両国国技館から駆けつけた愛弟子を出迎えて水をつけ、「みっちりと基礎から見直して、やってきたことが少しずつ実になっている」とねぎらった。自身は綱取りの懸かる今場所へ「いい調整させてあげなきゃいけない」という気負いがあったというが、本人はまるで重圧を感じていない様子だったという。「精神的にも強くなった」とたたえた。

史上最速での横綱昇進が確実となったが、さらなる進化を求めていく。千秋楽では豊昇龍に今場所唯一の黒星を喫した。「だいぶ遊ばれている感じがあった。そこを根こそぎ持っていけるぐらい、しっかりパワーもつけなくちゃいけない」と、まだまだ伸びしろを感じている。「今後の人生においてもプラスになっていけばいい。この負けがあったから今の自分があるっていうのをね、何年か先に言えるようになってほしい」と思い描いた。

規格外の出世街道を走ってきた大の里だが、これからも特別扱いはしない。「別に横綱だったからって稽古量減るわけでもない」とし、「もっともっと稽古量を増やして若手力士の見本になるように」。さらに「やっぱり横綱が一生懸命に稽古するって姿は僕はすごい必要だと思う。大相撲全体が盛り上がるように、しっかり自覚を持ってほしい」と、発破をかけていた。