2場所連続優勝中の大の里(25=二所ノ関)が、新横綱として臨んだ初日を白星で飾った。

十両時代に2度対戦して連勝、日体大で2学年先輩の新小結欧勝馬を破った。1985年初場所で、国技館が蔵前から現在の両国に移って以来、40年ぶりに本場所会場が変更。昨年まで60年間開催してきた愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)から移り、最新鋭の設備で開催される期待感から、前売り券は15日分、全て即日完売。さらに新横綱誕生で、期待感が最高潮に高まった中、白星発進で大歓声を浴びた。

今場所の大の里は、さまざまな優勝記録が懸かる。

<1>3場所連続優勝(過去7人。うち6人は優勝20度以上)

<2>新横綱優勝(過去9人)

<3>3代連続の新横綱優勝(史上初。師匠の稀勢の里、その師匠の隆の里に続く)

さらに他にもある。前会場の愛知県体育館で行われた名古屋場所の、初代優勝力士は「昭和の大横綱」の大鵬。それを引き合いに、部屋宿舎を構える愛知・安城市の三星元人市長からは、熱いエールを送られた。今月11日に、大の里が同市の市役所を訪れた際、市長は「ぜひIGアリーナ最初の優勝力士として歴史に名を残していただきたい。IGアリーナでの名古屋場所から大横綱としての歩みが始まった。将来、そんな伝説が残るような活躍を。『令和の大横綱』の称号を勝ち取っていただきたい」と語っていた。

今場所を制すれば、記録にも、ファンの記憶にも、そして相撲の歴史にも名が残る。今場所に向けて、愛知・扶桑町の境川部屋に2日間出稽古。うち1日は、1つの不戦勝を除き、過去1勝6敗と極端に合口の悪い横綱豊昇龍と三番稽古も行った。この日の朝も稽古場に降り、てっぽうを普段よりも多めに計120回、繰り返すなど準備は万全。まずは幸先よく白星発進し、2日目以降の勢いにつなげるつもりだ。

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