元大関で西前頭12枚目の朝乃山(高砂)が、32歳初白星を挙げた。立ち合いで頭からかますと、すぐに右を差し、圧力をかけて休まずに押し出した。初顔合わせだった先場所の初日に敗れていた、欧勝海を破って雪辱。1勝1敗とした。今月1日に32歳の誕生日を迎えて以降、最初の白星を手にした。「昨日(初日)は自分らしくない相撲を取ってしまった。切り替えて、前に出る相撲を取ろうと思っていた」と力説。1場所に数回しか繰り出さない、頭から当たる立ち合いを選択したのも、気持ちを前面に出してのものだった。

前日8日の初日は、新入幕の藤青雲に引いて押し出されて敗れた。初日の取組後は「ふがいない。自分らしくない相撲を取った。引いてしまったことが一番駄目」と、反省の弁を並べていた。初日の黒星は3場所連続。場所前には「序盤戦が大事」と話していた中で、手痛い黒星発進となっていが、引きずらずに星を五分に戻した。

「大阪は、近畿大学で4年間場所。地方では1番、ゆかりのある場所。応援してくれる方も多い。初日の相撲のようにならないように、また明日か頑張りたい」。気を引き締め直していた。

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