相撲教習所の教養で「相撲甚句」が復活する。日本相撲協会は21日までに、6月の教習日程と、相撲甚句の先生を春日山親方(元関脇勢)が務めることを発表した。
相撲教習所は、新弟子が半年間通う教育機関で、実技に加え、相撲の歴史、一般常識、書道などを学ぶ。近年、相撲甚句はカリキュラムから外れていた。江戸時代から力士や呼び出しらによって歌い継がれてきた相撲甚句は現在、地方巡業や花相撲で聞くことができる。歌に自信のある力士が選抜され、化粧まわしをつけて披露してきた。
教習所長を兼ねる出羽海親方(元幕内小城ノ花)は「巡業に出られない力士も多く、相撲甚句を聞いたことがない若い衆が多くなってきた。教習所で教わっていれば、巡業などで歌える力士が増えるでしょう」と説明した。
春日山親方は現役時代から歌に定評があり、角界屈指の相撲甚句の歌い手。親方でありながら、教習生を教える立場に抜てきされた。初回の授業は6月11日と発表された。

