大相撲秋場所(13日初日・両国国技館)で新関脇の藤ノ川(21=伊勢ノ海)が3日、場所前初の出稽古で東京都中央区の荒汐部屋に赴き、幕内若元春らと15番取って9勝6敗だった。思い切った右小手投げなど、177センチ、125キロの小兵は動きの良さを披露し「新三役として相撲を取るので、しっかり地位を守れるようにやっていく」と抱負を語った。
2日は母校の埼玉栄高相撲部でトレーニングを行い、山田道紀監督と早苗夫人に新三役昇進を報告した。体づくりを支えた手料理も味わい「体重70キロで高校に入学して、まさか大相撲で関脇に上がれるとは思っていなかった。今があるのは山田先生と早苗さんのおかげ」と感謝を口にした。
21歳で幕内最年少。京都府出身としては198年ぶりの新三役、新関脇でも注目される。出稽古に同行した父の甲山親方(元幕内大碇)は「今は楽しくてしょうがないだろう。挑戦者の気持ちで、攻める相撲を取ってほしい」と期待した。

