NMB48・AKB48の渋谷凪咲(なぎさ=20)が5日、大阪市内で、ピン芸人ナンバーワン決定戦「R-1ぐらんぷり 2017」に初挑戦し、1回戦を突破した。

 グループの中でも、つっこみというより、天然系の渋谷は、画用紙を手に「もしも○○だったら」シリーズのネタを演じ、出番後に取材に応じて「今年一番すべりました…」。新年が明けてまだ5日目で「今年一番」と表現し、取材の場でも、天然か? ボケか? 不明な“不思議系なぎさワールド”を繰り広げた。

 ただ「笑ってくださった人もいたので、感無量です。ネタは20日ぐらいで作りました」と笑顔ものぞかせ、目標には「決勝です! あ…いや…、怒られるかな…いけたらいいな…」とトーンダウンしながら言葉を続けた。

 過去には、NMB48から12年、13年に小笠原茉由(22)岸野里香(22)が参戦し、最高位は小笠原の3回戦進出。渋谷自身は14年に「キング・オブ・コント」へ、藤江れいな(22)大段舞依(22)とトリオで出場し、初戦敗退している。「あのときは地獄でした」と振り返り、今度は単身で雪辱のお笑い賞レース参戦となった。

 それだけに渋谷の緊張もひとしおだったようで、すでに卒業した小笠原、岸野と同期になる上西恵(21)に相談。上西からは「2人も『やってよかった』と言ってたよ。もう、NMBの後のことは、凪ちゃん(渋谷)に託した」と言われ、送り出されたという。

 「だから、今日は、けいっちさん(上西)の気持ちも背負ってきたので、けいっちさんも今日、一緒にすべったということです」

 先輩にミスの一端をなすりつける? 大胆発言も飛び出した。さらに、この日の反省点には「声量が全然出なかった。自分でも途中から声が聞こえへんかった。だから、まあ、芸人さんて、すごいですなあ~」と、どこか人ごとのような言葉選びで、どこまでも渋谷らしいコメントを続けていた。