昨年のAKB48選抜総選挙で10位に入った武藤十夢(22)が12日、グループの公式ブログで、今年の選抜総選挙(6月17日開票)への立候補を取り下げることを発表した。

 「総選挙はメンバーと応援してくださる皆さんが一緒にチャンスをつかむこと出来るすてきなイベントですし、また、毎回応援してくださる皆さんからは私にはもったいないくらいの順位を頂いて心から感謝します」と、まずはファンへの謝意をつづった。

 その上で、「出馬をきっかけに、本当にこのままでいいのかと考えるようになりました」と心の葛藤を明かし、「いっぱい悩み、いっぱい考えました。そして、今後のことをスタッフさんにも相談して、今年は総選挙に出馬せずに、自分自身を見つめ直してスキルアップをする1年にしたいと思いました。1度は出馬すると決めたのに本当に申し訳ございません」と辞退の理由を説明し、ファンに謝罪した。

 武藤は総選挙に強いメンバーとして知られ、12年に49位に初ランクインした。それから1度も順位を下げることなく、15年は16位で初めて総選挙選抜入り。昨年は10位で、今年も上位進出が期待されていた。「この1年で成長して、今後もっとAKB48に貢献できるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします」とブログを締めくくった。

 SKE48研究生の川合杏奈(18)もこの日、グループ卒業にともなう選抜総選挙辞退を発表し、立候補総数は12日時点で322人となった。