NMB48のファッションリーダー村瀬紗英(23)が23日、大阪・NMB48劇場で卒業公演を行った。

「ここで終わるのが信じられないけど、NMB48の村瀬紗英になれてよかった」と9年半のアイドル生活を振り返った。「つらいことも悔しいことも全部が思い出で、本当に幸せ者です」と笑顔で話した。

石田優美(22)東由樹(24)鵜野みずき(24)の同期が駆けつけ、4人で「自分の色」や「初めての星」などを披露。村瀬は「やっぱり劇場で最後に2期生のみんなと思い出ができて、みなさんに見守られながら卒業できてうれしい」と喜んだ。

10月に体調不良で休養し、12月21日に復帰したばかりの南羽諒(はあさ、19)も出演した。村瀬は南に「私のファンの人も全員、羽諒のこと好きやから。頑張って」とエールを送った。

村瀬は11年6月加入の2期生。18年に韓国のオーディション番組「PRODUCE48」に参加し「破壊的美貌」と注目された。21日に卒業した1期生の吉田朱里(24)らと女子力選抜ユニット「Queentet」としても活動。モデル業やファッションブランドのプロデュースも行い、女性ファンも多い。

村瀬は、10月10日に同劇場で行われた2期生公演で卒業を発表。12月14日に大阪・オリックス劇場で卒業コンサートを終えていた。

そのコンサートでは「次の人生に踏み出すこの瞬間だけは、みなさんにも私にはすてきなお母さんがいたんだよってことを知ってもらえたらうれしい」と、高校3年生のときに母が亡くなっていたことを初めて明かした。