「はるか村」村長のNGT48小越春花(18)と「あいちー村」村長のHKT48市村愛里(21)が、このほど「姉妹村友好条約」を締結した。4月に行われたHKT48のライブに、NGT48がゲスト出演した際に初対面を果たし「友好関係を築いていけたら」と話していた。独特な世界観の中で「村民(ファン)」とともに絆を深めてきた村長がタッグを組み、48グループに「村文化」も広めていく。【大友陽平】

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4月の初対面から約2カ月後の6月某日。都内で歴史的瞬間? が訪れた。はるか村、あいちー村それぞれの今後の発展も目指して「はるか村×あいちー村姉妹村友好条約」を結ぶ運びになった。それぞれの村の条例を基に、条約内容を確認。調印書にサインして晴れて条約を締結した2人は「念願です!」と固く握手を交わした。

ともに18年にそれぞれのグループに加入。ファンとの交流の中から開村につながった。

小越 ファンの方の総称を配信で決めた時に「はるか村」となりました。

市村 大好きなゲームの「どうぶつの森」のことを発信していたら「村長」と呼ばれるようになって、生誕祭グッズのTシャツに「村民」と入れたりしながらファンの皆さんも意識してくれています。

早速、小越は「ちっちゃいもんくらぶ」で作った「ちっちゃいもん米」を、市村は初選抜入りしたCDを贈り、“初貿易”も。今後の展開にも注目が集まる。

市村 「はるか村」は劇場でユニット公演をしているのはすごいですし、うらやましいです! いつかコラボ公演ができたらいいですよね!

小越 私は、水族館つくりたいです!

市村 えっ!?

小越 最近、個人的に魚と触れ合う機会が多くて…。観光客がいっぱい村にも来てほしいので、あいちー村とコラボして観光名所ができたらって…。はるか村は新潟から10センチ浮いたところにあるんですけど、福岡と新潟は距離がありますが、はるか村の海の形を長い楕円(だえん)形に変えれば、博多まで届くようになると思うので土地の形を変えておきます。

市村 え~っと…(笑い)。合体させて「はるちー村」みたいなのがつくれるといいですよね!

小越 そうです!

その是非はともかく…。お互い開村したことでファンとの絆を深めていることは確かなようだ。

市村 「村民」という名称があるだけで、ファンの皆さんとの団結力とか絆も深まったと感じています。村づくりには、そういう効果もあるんじゃないかなと思います。HKTにも6期生が入りましたし、NGTにも3期生が入ったそうなのでお薦めです。ただ村をつくるとなると、それなりに覚悟がいるので…。他のメンバーからも意識されますし、生半可な気持ちではできません(笑い)。

小越 村づくりをするにも気持ちを決めないといけない部分はありますが、その背中を押してあげられるような役割もできたらいいなと思います! 他の48グループのメンバーさんにも、ぜひ村をつくってほしいですし、拡大していけたらうれしいです!

条約締結の模様は小越のYouTube「はるか村 公式ちゃんねる」で配信中だ。

◆小越春花(おごえ・はるか)2004年(平16)6月26日、新潟市生まれ。愛称「はるるん」。18年6月、NGT48の2期生として加入。シングル「Awesome」「ポンコツな君が好きだ」で連続センター。「はるか村」開村は同年9月22日、「SHOWROOM」での配信でファンの総称を決めた際に、いくつかの候補から「はるか村」に決定したことから。

◆市村愛里(いちむら・あいり)2001年(平13)2月13日、神奈川県生まれ。愛称「あいちー」。18年11月、HKT48の5期生で加入。最新シングル「ビーサンはなぜなくなるのか?」で初選抜入り。「あいちー村」開村は当初、ゲーム「どうぶつの森」が好きで「#あいちー村と通信中」とモバイルメールの返信タグを使用したことで「村長」と呼ばれたことから。