昨年日本テレビ系で放送されたNMB48の冠バラエティー番組「NMB48

 げいにん!」が映画化されることが16日、分かった。同番組では山本彩(19)や渡辺美優紀(19)らメンバーが、女子高「お笑い部」の部員という設定で漫才や大喜利に挑戦し、「女子高生お笑い選手権(JK-1)」優勝を目指すコントも演じていた。映画ではこの設定を生かしたオリジナルの物語が描かれる。

 映画タイトルはずばり、「げいにん!

 THE

 MOVIE」。メーンキャストは山本、渡辺のほか、横山由依(20)山田菜々(20)小笠原茉由(18)小谷里歩(18)の6人。番組と同じ、私立なんば女学院のお笑い部所属の女子高生を演じる。3年生の山田が部長で、2年生の山本と横山、1年生の小笠原と小谷がそれぞれコンビを組む。女子高生の漫才日本一を決める「JK-1」開催に盛り上がるお笑い部に、魔性系の美少女転校生、渡辺が入部してくるところから始まる。番組には出演しなかったNMB48の他のメンバーも、ライバル校の生徒役などで総出演予定。グループのメンバー総出演の映画は、AKB48の姉妹グループでは初めて。撮影は既に始まっている。

 NMB48メンバーは映画初挑戦。小笠原は「スクリーンデビューですよ!」と大興奮している。女優石原さとみ(26)の大ファンという山田は「演技、難しいです。でも2%くらいは石原さんに近づけたかも」と話す。11年のドラマ「マジすか学園2」の演技で女優業にも興味が出てきたという横山は「『マジすか』と違って表情も感情も豊かな役なので演技の幅が広がればいいですね」と話している。

 バラエティー番組内の設定を生かした異色の映画。山本は「初めは、どんな映画になるんやろって思ってたんですけど、笑いもあり、涙もありの、しっかりとした『映画』になってます」と自信満々に話す。自分が演じる熱血女子高生が、「お笑いは世界を救うんや!」とたんかを切る場面が見どころだという。大阪を拠点に活動しているNMB48らしいスクリーンデビューとなった。公開日は未定。

 ◆「NMB48

 げいにん!」

 NMB48の関東進出第2弾の冠番組。日本テレビ系で昨年7月から3カ月間、火曜深夜に放送。「私立なんば女学院」のお笑い部員という設定で、山本、渡辺、山田、小笠原、福本愛菜、城恵理子のレギュラー6人を中心に漫才や大喜利などに挑戦。「女子高生お笑い選手権(JK-1)」優勝を目指す姿を描くドラマ部分もあった。顧問の先生役でフットボールアワー後藤輝基が出演。