女優井上真央(22)が国際結婚がテーマの映画「ダーリンは外国人」(宇恵和昭監督、来春公開予定)に主演することが24日、分かった。「花より男子」などで“専売特許”だった女子高生役から一転、嫁入り前の大人の女性に挑戦する。

 井上は、さわやかなほほ笑みの米国人俳優ジョナサン・シェア(35)と、都内のカフェでクランクインした。「初対面で、あっ、イケメンって思っちゃいました」。

 235万部を売り上げる同名漫画が原作。国際恋愛する上での異文化のギャップやドタバタをコミカルに描く。井上には外国人との恋愛経験はないが、親せきや友人には多い。「だから、私もそうなる可能性高いよって言われてます(笑い)。国際恋愛だと、日常のささいなことが、とっても楽しかったりしますよね」。撮影初日から「ジョナサンも歳に関係なく(反応やしぐさが)かわいいんです。温かく優しい目で見つめてもらえるので、すっかり癒やされてます」と、早くも2人の息はピッタリだった。

 原作は、07年から首都圏のJR車内でも動画放送されていて、満員電車に苦しむOLやサラリーマンの清涼剤として、人気が高い。「花より男子F」「ROOKIES」のメガヒット作から「私は貝になりたい」など大作映画まで手掛ける浜名一哉プロデューサーは「殺伐とした話題ばかりの今だからこそ、コミックエッセーの初映画化で、心温まる話を届けたい」と、熱っぽく語った。