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5代目 ピアース・ブロスナン(1994年6月9日付)

ブロスナン5代目ボンド 1・3億円

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記事概要 ピアース・ブロスナン(41)が5代目ジェームズ・ボンドに決まった、というニュース。英国で行った会見で、ブロスナンは「素晴らしい映画の主役になれてうれしい」と話した。

 記事では、5代目選びの難航ぶりを伝えている。有力候補だったメル・ギブソンは契約料1000万ポンド(当時約16億円)を提示されたが辞退。再登板かと目された4代目ダルトンは卒業宣言した。そこで、10年前に打診されながらテレビドラマ「探偵レミントン・スティール」の契約があり実現しなかったブロスナンに白羽の矢が立った。契約料は80万ポンド(当時約1億3000万円)だった。

 翌95年12月12日付紙面では、初ボンド役となるシリーズ第17作「ゴールデンアイ」のPRのため来日したブロスナンの会見の模様を伝えている。ボンドカーのBMW-Z3とともにさっそうと登場した。「僕の中ではショーン・コネリーが本物のボンドだと思っている。初めてのボンドは緊張したけれど、俳優として人間として、自分を信じてカメラの前に立った」と、撮影を振り返った。

【1994年(平6)6月9日付】  >>紙面PDFへ

梅ちゃん評

 個人的にはルックスが甘すぎに感じるけれど、仕事のできる男のかっこよさとジョーク感覚というボンドの二大要素のバランスが良く、90年代の007シリーズを支えた。

 視線に色気があるし、歴代ボンドの中で際立ってエレガントなので、女を護衛しながら戦っている場面が特に似合う。登場作「ゴールデンアイ」の逃走シーンでは、コンピューター技師のボンド・ガールにビシッと視線を当てて「trust me(信じろ)」。あんな目で命令されたら、崖からでも飛び降りるよ。開始20分でアクション、ユーモア、カーチェイス、ラブシーン、タキシード、自己紹介のお約束を全部見せるのも、ファンにはニヤリとするところ。

 レッドフォードみたいな甘い色気が漂う人だけれど、どうしても私には、彼が何をやっていても「スタスキー&ハッチ」みたいな顔に見えてしまう悪いクセがある。かっこよさに没頭できないのは、すべて自分の責任です。

 ◆ピアース・ブロスナン
 1953年5月16日、アイルランド生まれ。ロンドンで演劇を学んだ後、人気テレビドラマ「探偵レミントン・スティール」で一躍スター俳優となる。たばこ「ラーク」のCMでも有名。94年に5代目ジェームズ・ボンド役に起用される。同シリーズでは「ゴールデンアイ」「トゥモロー・ネバー・ダイ」「ワールド・イズ・ノット・イナフ」「ダイ・アナザー・デイ」の4本に主演。

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