4月1日、ナイツの塙宣之(43)が自身のツイッターで「おぼん・こぼん師匠が解散しました。とても残念ですが、今まで本当にありがとうございます」とツイートした。

おぼん・こぼん(2005年6月19日撮影)
おぼん・こぼん(2005年6月19日撮影)

おぼん・こぼんは1965年にコンビを結成した大ベテランだが、仲の悪さはよく知られている。塙もテレビやラジオで2人の不仲ぶりをネタにして話していたし、人気番組「水曜日のダウンタウン」では解散ドッキリ企画や催眠術を使った仲直り企画が放送されるなど、2人の「不仲」が鉄板ネタになっていた。

塙のツイートからしばらくして、当のおぼん(72)が「塙君、告知ありがとう。今日をもって、おぼん・こぼん解散します。長い間ありがとうございました」と応じた。

このやりとりに、ついに日本一の不仲コンビが解散かと早とちりした人も多かったようですが、これは4月1日エイプリフールの塙のジョークでした。実際、おぼん・こぼんは所属する漫才協会の定席である東京・浅草の東洋館公演で今月6~8日はトリで登場することが決まっており、解散はありえません。

この騒動、ネットでも反響が大きかったのですが、好意的なものが多かったようです。それも、発信元である塙のキャラクターによるところが多いのでしょう。

ナイツの塙宣之(左)。右は土屋伸之
ナイツの塙宣之(左)。右は土屋伸之

このおぼん・こぼんの不仲についても、普通なら業界内の秘め事として外に言いふらすことは控えるところですが、塙はそれを笑いに変換した上で、当人同士にも嫌な気をさせないあたりはお見事です。60代、70代のべテランが多い漫才協会にあって、塙は30歳の若さで最年少理事となり、6年ほど前から副会長も務めています。年1回開催される協会最大イベントの「漫才大会」では司会進行をすることも多く、漫才協会に若い血を入れるべく勧誘も積極的に行っており、テレビなどで活躍する芸人たちの新規加入が増えたのも、塙の力が大きいでしょう。07年に内海桂子さんから会長職を継承した青空球児は79歳で、会長就任から今年で14年目に入ります。会長交代の時期がいつになるかは、球児会長の胸三寸ですが、その時は塙も会長の有力候補になるでしょう。【林尚之】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「舞台雑話」)