日向坂46金村美玖(19)が、明日27日発売の新曲「ってか」で初センターを務める。加入4年でたくましさを増し、激しいダンスにも「キツいですが、それも楽しめるようになってきました」と心強い。ニューヒロインは「私たちに付いて来てください!」と笑顔でアピールする。

モデルとしても活躍する金村美玖は、表情もポージングも安定している(撮影・中島郁夫)
モデルとしても活躍する金村美玖は、表情もポージングも安定している(撮影・中島郁夫)

「ってか」は大きなプリーツ(布のひだ)のあるスカートを使った、大胆で激しいダンスが特徴だ。「正直、すごくダンスの難易度が高かったので、最初は心が折れかけたんですけど、回数を重ねるごとに身になじんできて、曲とともに成長できていると思います」と明かした。初のセンターには「自信がなかったんですけど、私は考えすぎると良くないタイプなので。自分のフィーリングで表現できたらと思っています」と受け止めている。

「メンバーには助けられてばっかりで、申し訳ないです。MV撮影の時に、ダンスと表情がうまくできなかった部分があって、何回も撮り直した時に悔しくて涙が出てきたんですけど、みんなが円になって集まって、励ましてくれました。泣いている私を隠そうとしてくれたのかな(笑い)」

モデルとしても活躍する金村美玖(撮影・中島郁夫)
モデルとしても活躍する金村美玖(撮影・中島郁夫)

振り付けを手掛けた世界的ダンサーTAKAHIRO氏とは「いつも、表情のこととかを話させていただきます」という。「今回はMV内でも戦いを表現していたりするので、『私たちに付いてくれば大丈夫だよ』『こんな状況でもへっちゃらさ』みたいなことを伝えたい曲です」。ラストのサビで見せる力強い笑顔も印象的だ。「『どんな困難も、一緒に戦えば大丈夫だよ』のようなイメージです」と説明した。

間奏のソロダンスでは、次々とパフォーマンスする。肉体的にもかなりハードだが「最初の頃に比べたら、体力がついたと思います」と笑った。17年8月の加入から4年が経過し「当時は1曲披露するのもやっとで、ゼーゼー言っていました。ひょろひょろで、ろくにマイクも持てないくらい。今もキツい時はありますけど、それを楽しめるくらいになりました」と成長を実感している。

新曲での決めポーズを披露する金村美玖(撮影・中島郁夫)
新曲での決めポーズを披露する金村美玖(撮影・中島郁夫)

「根本的にはやっぱりアイドルなので、歌とダンスを格好よくできることが大事だと思っています。今、他のアイドルさんもめっちゃ格好いいパフォーマンスされていて、すごいすてきだなって思うんですよ。やっぱりそこは忘れちゃいけないな、って思います」

日向坂46として初の全国ツアー「全国おひさま化計画2021」も完走。12月24、25日のクリスマスライブ「ひなくり2021」(千葉・幕張メッセ)の開催も発表された。「年末は『ひなくり』もあるし、特番に出させていただくこともある時期だと思うので、ツアーで付けた力を発揮したいです!」と意気込んだ。

「最初の頃から比べたらたくましくなってきたと思いますし、まだまだもっとできるなって思う部分もたくさんあるので、どんどん改善したら、最強のアイドルになれるのかも、と思っています。そのぐらい、心強い存在になりたい。私たち日向坂に、付いてきてください!」

確かなステップアップを続けるニューヒロインは、まだまだ発展途上だ。【取材・構成=横山慧】

金村美玖は、表情もポージングも安定している(撮影・中島郁夫)
金村美玖は、表情もポージングも安定している(撮影・中島郁夫)

◆金村美玖(かねむら・みく) 2002年(平14)9月10日、埼玉県生まれ。17年8月、けやき坂46(現日向坂46)に二期生として加入。愛称はしばらく「おすし」だったが、最近は絶賛「ミクティー」を推している。ファッション誌「bis」レギュラーモデル。163・5センチ。血液型O。