乃木坂46小川彩(19)がアンダーメンバーの最新楽曲「フォルテシモ」でセンターに立ち、東京体育館で29日から2日間開催される「42ndSGアンダーライブ」に初座長として挑む。加入5年目で迎えた、より一層緊張感が高まる期間。後輩6期生の様子に目を配りつつ、自身がなりたい姿も思い描く。キーワードは「感情」だ。【寺本吏輝】
★同期の刺激
14人で力を合わせて迎えるステージに「周りに頼りながらも、引っ張っていけたらと思います」と静かな口調に熱意をのぞかせた。「6期生とは年齢も近いので同じ目線で頑張っています。頼りやすい先輩でありたいし(場に)いたら安心できる人でもありたいです」と5期生最年少の自身ならではの座長像を形作る。
特に仲良しの同期、一ノ瀬美空(23)が「真夏の全国ツアー2026」で座長として走り抜けた姿も真横で見続けた。「話す内容をずっと確認していた姿とか、たくさん知っています。この夏は美空が座長、(菅原)咲月が新キャプテンでやってきたので、バトンをもらったつもりでつなげていきたいです」とグループの絆も胸に、アンダーライブのステージに挑む。
楽曲「フォルテシモ」は、抑えきれない恋心を優しく美しい旋律と力強く感情的な歌詞で描く。ツアーの神奈川公演で初披露を迎えた。「私は感情を出すのが苦手で、だからこそこの曲をいただけてうれしかったです。新しい顔を見せられるかなって思います」と自分自身に期待を込めた。「歌もダンスももちろんですが、一番は『感情を爆発』させること」。歌詞にもある言葉で特に意識しているポイントを語った。
アイドル5年目も中盤にさしかかり「私にはずば抜けてできるものがあまりなくて、歌もダンスもトーク力も、全部の点数を上げていこうと頑張っています」と現在地を見つめ、向上心を見せた。「アイドルだからかわいいだけって言わせたくないんです。内側から出る魅力、歌、ダンス、いろんな面でたくさんの人に認められるアイドルになりたいです」という信念も明かした。
★全力の叫び
一方、「自分の武器がこれだ!、って見つかったらいいなとも思います」とも。アンダーライブを通して、総合力を高めながら、自分の牙も研いでいく。
そんな思いを持つ中、ツアーの明治神宮野球場公演で、アンダーメンバーで披露した楽曲「日常」のセンターを務めたことは大きなステップだった。グループの中でも特に表現力を要求される楽曲の一つ。「神宮で『日常』を任せていただけたのはすごく大きかったです」と充実感とともに振り返り「『皆で一緒に頑張ってアンダーライブまでつなげようね』って言って迎えた本番だったので、感情を全部出して(曲に)乗せることができました」と確かな手応えを口にした。
千秋楽では「これが私たちだ!」と9文字の叫びに魂を注ぎ、「ステージを走る場面で(歌詞通り)乗っている電車から飛び出して日常を壊してやるぞ、って」。あふれる思いそのままにパフォーマンスし「感情を爆発」させるきっかけをつかんだ。
だからこそ「このツアーもそうですし、今までいろんな経験をさせていただいたので、アンダーライブでその全てを結果として示せたらと思います」。抱く特別な思いを真っすぐなまなざしで話した。時に難しいチャレンジをし成長するのもアンダーライブ。「初めて見た時に心を揺さぶられました。今回、全員が1歩、2歩、3歩と進めた実感を持つライブにしたいです」と座長らしく続けた。
「ツアーを終えて一段落ついたところではありますが、これからです。私はさらに強くなったぞって思える姿でいたいですし、それぞれがツアー中に抱いた思いも乗せて、熱いライブにします!」
彩り豊かな“乃木坂46の夏”は、まだまだ終わらない。
◆小川彩(おがわ・あや)2007年(平19)6月27日、千葉県生まれ。22年2月加入の5期生。愛称「あーや」など。好きな食べ物はトマト。154センチ。血液型B。









