櫻坂46松本和子(21)が、最新シングル「愛MUST BE」収録の四期生楽曲「元凶」で自身初センターに立つ。
世の中の騒々しさや情報から距離を置こうとする主人公が、そのノイズの元凶は自分自身の心の中にあることに気付いていく姿を描いたメッセージソング。初のポジションにプレッシャーを感じつつ、つかみつつある感覚がある。なりたい姿や表現したい未来を、まだ描き始めたばかりだ。【寺本吏輝】
★センターに立つ意味を見いだしたい
25年4月の加入から約1年半。先頭の景色を見る時が来た。「自分の力だけではもちろん立てない場所で、感謝が大きかったです」と喜びも大きい。同時に「でも、私でいいのかなとも思いました」と、どこか漠然と浮かぶ不安。迷いを断ち切るように「選んでいただけた理由がきっと何かあると思うので、どうにかそれを見つけて、伸ばして、センターに立った意味を見いだしていきたいです」と、この期間に大きな飛躍を誓う。
現代に抱きがちな心情を投影した同曲では、世の中とのつながりを拒絶するワードも並ぶ。その中で「『穏やかに生きる力を そう希望と呼ぶんじゃないか?』という歌詞があって、楽曲の中で光が見えている唯一の部分のように感じています。そこのコントラストが好きです」とポイントを語った。
お気に入りという光と影の対比もヒントに、パフォーマンスに向き合う日々を送る。「四期生はちょうど、より一致団結して、外にもっと自分たちのことを発信しようという気持ちを強く持っていて。ファンの方からも『今に合っているね』とよく言っていただけるので、うれしいです」と思考と表現のベストマッチも実感。「櫻坂46を強くするためには9人でどうしたら良いか、どういう役割を頑張るか、考えてパフォーマンスにも生かせたらいいなと思います」と力強く話した。
自身が思う四期生の魅力には「たくさんあって選べないです…」と悩みつつ「とにかく本当にグループが好きで、頑張り屋さんです。いつもグループのことを考えて、何に対しても一生懸命です」と実直さを挙げた。
★緊張2対楽しみ8くらいです!
常に真っすぐなまなざしで思慮深い言葉を発するが、自身のキャラクターについては「お姉さんではあると思っています。そうですよね…?」とふんわりとした一面ものぞく。
「でも、周りを気にしすぎてしまうところがあって」と続けた。「例えばすごく疲れている時に場が静かすぎると、空気が重くならないように最近のこととか、あの時にこれ言ってたよねとか、多分しゃべり過ぎなくらいしゃべっています」。やや反省気味に話したが、それも周囲の空気を繊細に見渡しているからこそ。「自分だけの振りを入れている時、メンバーからかっこよかったって言ってもらえて。そういう部分も見てくれているんだなって知れてうれしかったです」と実感できるのも、日頃の視野の広さの裏付けだろう。
自身を磨きながら、同期で力を高めながら…。14日、15日には四期生としては初のZOZOマリンスタジアム公演となる「6th YEAR ANNIVERSARY LIVE」を控える。リハーサルを重ね「先輩方からはすごく寒いよって言われていて、逆にそれが楽しみになってきました」と心を高ぶらせた。
さらに「(4月の)国立競技場(MUFGスタジアム)公演の時はどうしよう、私が立って大丈夫かな、と不安でしたが、あの時頑張ったからこそ、今回はステージに立てる喜びが大きいです」と堂々と語った。「緊張2対楽しみ8くらいです!」。半年でパフォーマンスも精神面も大きく成長し、グループの“聖地”に初見参だ。
「この期間、応援してくださっている方にたくさん感謝を伝えて、四期生も櫻坂46の力になれるぞってお見せ出来るように精いっぱい頑張ります」
物事の受け止め方に鋭さが光る。センターに立つ意味が手に取るように分かる日も、きっと近い。
◆松本和子(まつもと・わこ)2005年(平17)2月6日、千葉県生まれ。25年4月加入の四期生。愛称「わこち」など。162センチ。血液型O。









