2016年度前期のNHK連続テレビ小説の内容が26日、東京・渋谷区の同局で発表された。

 94作目となるタイトルは「とと姉ちゃん」(来年4月4日スタート。全156回の予定)。脚本は映画「怪物くん」「妖怪人間ベム」の脚本を手掛けた西田征史氏が担当する。

 戦後、100万部近い販売部数で一世を風靡(ふうび)した生活総合誌「暮らしの手帖」の大橋鎮子さん・花森安治さんら創業者たちの軌跡をモチーフにする。

 ヒロインは12歳で父を亡くし、2人の妹と母親を盛り上げながら「父(とと)」代わりになって懸命に生きていく。同局では「戦中戦後をたくましく生きる、パワフルオヤジヒロインになる。3姉妹の妹たちの恋愛もある」と話す。西田氏はヒロイン像について「熱血漢でまっすぐ。猪突(ちょとつ)猛進で不器用な女性」をイメージしている。選考は「18歳~33歳」という条件ですでに始まっており、少女期から老年期までを演じることになるという。

 今秋にクランクインの予定。