女優中山美穂(46)が、WOWOW連続ドラマ「賢者の愛」(8月20日スタート、土曜午後10時、全4話)で約2年ぶりに連ドラに主演する。竜星涼(23)演じる25歳下の親友の息子を、20年の歳月をかけ自分好みの男に“調教”する悪女役だ。

 作家山田詠美氏の同名小説を初めて映像化した作品。中山は、自分の初恋の人が親友と結婚し、その間に生まれた息子を復しゅうの道具として調教する主人公・高中真由子を演じる。最愛の人を奪われることから始まる愛や欲望に翻弄(ほんろう)されながら物語が進んでいくが、すでに撮影に入っている中山は「危うくも濃密な愛憎劇は、私の中のいろいろな感情を刺激しています」と、体当たりで臨んでいる。

 愛憎劇とともに竜星とのラブシーンも注目を集めそうだ。原作の山田氏は「クールビューティーでいながら、内に熱いものを秘めているイメージに中山さんはぴったり。美しいラブシーンになるでしょうね」と期待する。竜星をひざ枕するポスターも公開され中山は「愛ゆえに生まれる憎しみ、そして特別な人との心と体の関係。人なら誰しもが持つだろう表裏一体の気持ちをビビッドに感じていただける」と話している。