元NHKの堀尾正明アナウンサー(62)が、肺腺がんのため亡くなった女優の野際陽子さん(享年81)から激励された思い出を明かした。

 16日放送のTBS系「ビビット」は、野際さんの訃報を伝えた。女優の真矢ミキは、「本当に憧れていた女優」と惜しみ、旅番組で共演した思い出を振り返り、「あまりのユーモアと優しさに番組がほんとに楽しく終わりまして。その年からずっと年賀状を書くようにしていたんですけど、ずっと何十年も返してくださいました」と野際さんとの交流について語った。

 TOKIOの国分太一は「ドラマの印象が強い分、ちょっと厳しい方なのかな」と思っていたそうだが、野際さんはTOKIOのコンサート会場を訪れることも多かったそうで、「その時も優しくお話ししてれることもありまして、本当に優しい方だなという印象です」と語った。

 堀尾アナはNHKに入社したばかりの新人時代を振り返り、「仲間と一緒に廊下を歩いていたら、『キイハンター』の野際陽子が歩いてくる。『あなたたち新人アナウンサー? あのね、すべて仕事の基礎はアナウンサー時代の研修にあるから、一生懸命、勉強しなさいよ』って。なんでキイハンターの女スパイが言うんだろうなって思ってたら、先輩でNHKのアナウンサーだったって後に初めて知って、感動しました」と語った。