女優柴咲コウ(35)が主演し、18日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第24話の平均視聴率が、関東地区で12・4%だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は12・3%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 18日の回は、井伊直虎(柴咲コウ)からの仕官の誘いを断った龍雲丸(柳楽優弥)。一方駿府では、今川氏真(尾上松也)が同盟を破った武田家への報復として「塩止め」を行うとともに、国衆の離反を防ぐための策として縁談を積極的におしすすめていた。直虎のもとにも、新野家の三女・桜(真凜)を今川家重臣の庵原家へ嫁がせよという命が下る。一方、岡崎では緊張の面持ちの松平家康(阿部サダヲ)が織田信長(市川海老蔵)と面会していた。家康に武田との縁を組ませぬよう信長自ら岡崎に参上し、信長の娘・徳姫と家康の嫡男・竹千代の縁組を進める。同じころ桜の婚姻を案ずる直虎は、南渓(小林薫)とともに嫁ぎ先である庵原家を訪ね、桜の夫となる助右衛門(山田裕貴)と面談。その人柄に安堵する。そして桜が井伊から駿府へ嫁いだころ、岡崎城では竹千代の元へ織田から徳姫が輿入れする、という内容だった。