乃木坂46が2日、東京・神宮球場で、全国ツアーの2日目公演を行い、今年11月にグループ初の東京ドームコンサートを2日間行うことを発表した。

 アンコールラストの「乃木坂の詩」歌唱前、ステージ上の巨大モニターで、ツアーのファイナル公演として「東京ドーム 2DAYS」と発表された。夜の神宮球場を埋めたファン4万人は紫のペンライトを持って大歓声をあげ、狂喜乱舞した。

 キャプテン桜井玲香をはじめ、白石麻衣、西野七瀬、生駒里奈、生田絵梨花らは次々と目を潤ませた。桜井は「ツーデイズ…? 東京ドーム!? ありがとうございます!」とあいさつ。「どうしよう、大丈夫かな。めっちゃ、うれしい!」と喜びがこみ上げている様子だった。

 生駒は「東京ドームって、すっごい広いよ。本当に立てるんだなって思って…」と声を震わせた。「なんかさ。当たり前かもしれないけど、このメンバーでやっとあそこに行けると思ったらさ、来るものがあるよね! やっと、来たね!」と感慨深げ。メンバーたちも、難度もうなずいた。

 桜井は「今年に入って、メンバーたちが、いろんなところで、東京ドーム、いつか立ちたいねって言えるようになってきたんです。ここは、怖いとか言ってらんないですよね!」と笑顔。「ツアーのファイナルということで、今日、めっちゃいい感じでスタート切っていると思うので、怖いなんて言わずに、いいライブをお届けしたいです! 皆さん、東京ドームに足を運んでください!」とアピールし、大歓声を浴びた。

 結成時から東京ドームを目標に掲げたAKB48と違い、乃木坂46が東京ドームという憧れを口にするようになったのは最近になってからだ。今年2月、桜井は「東京ドームに行きたい、とやっと言えるようになってきました。夢や憧れじゃなくて、本当に目指したいと思えます」と話していた。一段一段ステップアップしてきた乃木坂46らしいコメントだった。

 ラストはダブルアンコールで「ロマンスのスタート」「ハウス!」を歌った。「みなさん、本当にありがとうございました!」と46人全員であいさつし、締めくくった。