俳優玉木宏(37)が18日、NHKBSプレミアム音楽サスペンス紀行「マエストロ・ヒデマロ 亡命オーケストラの謎」(29日午後8時)の取材会を東京・渋谷の同局で行った。

 第2次世界大戦中、ドイツを拠点に活躍した指揮者・近衛秀麿氏が、裏では多くのユダヤ人を国外脱出させ、命を救っていたとも言われている。いまだ多くの謎に包まれたその動機や手法などに迫るドキュメンタリー。玉木は5月に3週間かけて、ポーランド、ドイツ、ベルギー、フランスの4カ国を回った。

 クラシックに触れたのは、フジテレビ系連続ドラマ「のだめカンタービレ」以来だという。「あらためて勉強し直して、自分の目で見ることができて、資料をたどるのも楽しかった」と振り返った。

 印象に残った場所に、ポーランドのワルシャワを挙げた。「長めに滞在して、初めてでしたがすごくすてきな街。破壊されてしまったものもありますが、再建されてそれを守っている。治安もいいし、食べ物もおいしかったし、物価も安いし、時間があるならもう1回、旅したい」と話した。