第13、14回の「全日本国民的美少女コンテスト」ファイナリスト19人で構成されたアイドルグループ、X21が14日、東京・築地の日刊スポーツを訪れ、16日発売の10枚目シングル「現実から逃げるから現実がツラいんだ」をPRした。

 第13回の同コンテストでグランプリに輝き、グループのリーダーも務める吉本実憂(20)は今作をもって卒業し、来月17日のライブがラストステージとなる。自ら決めた同シングルのテーマは「現実逃避をしない曲」で「私は現実逃避をあまりしないタイプで、現実の自分と向き合った方が強く生きられるんじゃないかと思っています。残るメンバーにもそれを伝えたかったし、しっかり前に進もうということで、この曲になりました」と話した。

 これまで全10シングルでセンターに立ち続けてきた大黒柱の卒業は、グループにとっても大きな転機となる。第13回の同コンテストで吉本と共にグランプリに輝いた小沢奈々花(18)は「リーダーで頑張っているという部分をあまり見せないし、陰で支えてくれる。女優の仕事とレッスンが重なってもビデオを見てしっかり仕上げてくるし、尊敬しています」と話す。

 井頭愛海(16)も「常に周りのことを気にして、支えているなと感じていました。(卒業へ向けて)X21としてみんなで一体感を出して、最後まで一緒に駆け抜けたい」。

 卒業後の吉本は女優の道へと進む。憧れは中谷美紀(41)で「ドラマでご一緒した時に、現場で誰よりも大きい声であいさつをしたり、スタッフさんとかへの気遣いもちゃんとしていて、こういう女性でありたいと思いました」と話す。さらに「卒業しても表現者として変わることはないので、さらにレベルアップしていきたい」と意気込んだ。

 最後に、今後1人で活動していくという現実について聞くと「たまにみんなに会いたいですね。半年後とかにライブを見に行って、成長したって言えるぐらいのパフォーマンスを見せてもらえることを期待しています」と笑みを浮かべた。