舘と神田によるトークショーは約1時間に及んだ。2人が挙げた記念館の見どころは、衣装でも愛車でもセットの再現でもなく、裕次郎さんの少年時代をしのばせる小さな品々だった。神田は「小学生の時にかいた絵や習字を見てほしい。びっくりするくらいうまい。きっと厳しく育てられたんだと思います」。舘も即座に同調し「僕もそう思います。子供の時の絵や飛行機は絶対見た方がいい。すっごくうまい」。2人とも裕次郎さんの気配りやセンスは、子供のころに磨かれたのではと推測していた。
まき子さんは数日前に小樽入りした。記念館の浅野謙治郎館長(69)によると「(展示終了は)寂しいですが一生懸命頑張ります。自分がここの責任者ですから何でもやります」と話し精力的に来客応対などをしていたという。浅野館長は「裕次郎さんは旦那さまですから」とその原動力を説明した。
記念館は91年にオープンし、26年間で約2000万人が訪れた。建物は2次利用がなければ解体する予定で、遺品のほとんどは東京に持ち帰り、地元への寄贈品もある。最終日目前に来館者は増えており、今月に入り週末は前年比300%を記録、30日には1日で約2000人が来館した。今日31日にセレモニーが行われる。【小林千穂】




