オダギリジョー(41)永山絢斗(28)が7日、東京・TOHOシネマズ新宿で、日本とキューバ合作映画「エルネスト」(阪本順治監督)の初日舞台あいさつに出席した。

 チェ・ゲバラと行動をともにし、25歳で亡くなった日系人青年を描いた作品で、オダギリは「こういう作品に呼んでいただいて役者冥利(みょうり)に尽きる。今の日本映画では珍しい、挑戦的な作品。この映画が大きく成長していくことが、こういった作品が死なない唯一の道」と、熱く語った。

 阪本監督は、4年前に高倉健さんから脚本を依頼されたことが同作を作るきっかけになったことを明かした。「その企画自体はなくなってしまいましたが、高倉さんの言葉がなければ日系移民のことを調べようと思わなかった。高倉さんに感謝しています」。