韓国で昨年放送された連続ドラマ「記憶」が日本で連続ドラマとしてリメークされ、中井貴一(56)が主演を務めることが30日、分かった。フジテレビとケーブルテレビJ:COMが共同制作する。来年3月から全12話でCSフジテレビNEXTとJ:COMで同時に放送、配信される。

 中井演じる主人公は、若年性アルツハイマー型認知症を宣告された50代半ばの弁護士。徐々に記憶をなくしていく中、仕事のことだけを考えて家族を顧みなかった男が、残りの人生をかけて、過去の事件を暴き、家族とも向き合っていく姿を描く。中井は「韓流ドラマのリメークですが、日本流の新しいドラマを作るつもりで取り組みたいと思います。骨太な大人のドラマなので、自分たちの世代にも楽しんでいただけたらと思っています」と話す。

 演出は「HERO」などの平野真ディレクターが手掛け、オリジナル版監督のパク・チャンホン氏も総監督で日本初のメガホンを取る。明日11月1日からCSフジテレビTWOでオリジナル版を放送。