中山美穂(47)主演のNHK BSプレミアムドラマ「平成細雪」(来年1月7日放送開始予定、日曜午後10時)の制作が9日、同局から発表された。

 谷崎潤一郎氏の小説「細雪」の時代設定をバブル崩壊後の平成に置き換えたもので、脚本は蓬■(ほうらい)竜太氏。大阪の名家、蒔岡家の4姉妹の人生を描く。中山が長女鶴子を演じ、次女幸子を高岡早紀(44)、三女雪子を伊藤歩(37)、四女妙子を中村ゆり(35)がそれぞれ演じる。

 中山は「今から70年ほど前に発行されたのちに、映像や舞台でさまざまに演じられたこの作品。1人の作家が生み出した物語と登場人物の個性。変化しながらつながれてきた時代の、この作品のほんの一部になれることをとても光栄に思います」とコメントを寄せた。

 高岡は「役と同様に、姉妹を演じる3人の女優さんに美しく華やかに振り回されながら『平成細雪』の世界を楽しみたいと思います」。伊藤は「時代設定を現代に置き換えた『平成細雪』に参加できることは本当に光栄です」、中村は「今の私なりに人間の滑稽さやいとしさを、この名作の中で生きられたらと思います」とコメントしている。

※■は草カンムリに来の旧字体