第3子妊娠を発表したプロゴルファーの東尾理子(41)が、妊娠・出産の適齢期についての思いをつづった。

 東尾は9日、ブログを更新。「現代に生き、日本という国に生まれたからこそ、子供を授かる事が出来ました。50年前だったら、違う国だったら、、、きっと私は我が子を抱っこ出来る事は無かったと思います」とつづった。

 また東尾は、日本は体外受精の実施件数およびそれによる出産件数が世界一多い国だと触れた上で、その背景にある理由の一つとして「日本人は妊娠や不妊治療に関する正しい知識を持っていないがゆえに、妊娠のチャンスを自ら逃してしまっていることがあると思います」と推測。「卵子は胎児のうちにつくられ、年齢により減って年を取ることなど、性や生殖に対する日本の知識は、文明国の中では最低レベルです」と指摘した。

 自身もかつては「望めばいつでも妊娠出来る」という意識があったというが「現実は違いました。妊娠 出産にはタイムリミットがある事を、30歳を過ぎ結婚してから知りました」という。41歳で第3子を妊娠したのは「本当に幸運」だとし、「ここまでの道のりは、決して簡単なものでもなく、楽なものでもなかったです」と不妊治療の苦労を振り返った。

 「そしてこれからの子育てにおいても、もっと若くに産んでいたら…と思う事は、更に増えてくると思います」という東尾。「子供を産む産まない、いつ産むは、個人の自由で私はそれを尊重します。早く産んだ方が良い、など押し付ける気は全くありません」と前置きした上で、「多くの方が(女性だけでなく、もちろん男性も)、特に学生のみなさんが、自分のキャリアや家族像を計画、想像する時に、生殖について正しい知識を持ち、望んだものを幸せにおくれる事を願ってます」とつづった。