映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」(李闘士男監督、来年夏公開)に出演していた小出恵介(33)の代役に、大谷亮平(37)が決まったことが13日、分かった。配給のKADOKAWAが発表した。

 小出は今年5月に大阪市内で17歳少女との飲酒や不適切な関係を持ったとして無期限活動停止となった。同映画は、栄倉奈々(29)安田顕(43)のダブル主演で描く夫婦のラブコメディーで、小出は夫の後輩役。出演場面の撮影は既に終えていた。事件で降板が決まったが、出演部分も多く、再編集が困難のため、製作側は代役を立てた再撮影も検討していた。大谷を加えて今年冬に必要部分を再撮影し、公開は当初の来年春から来年夏に変更する。

 宮前泰志プロデューサーは「『公開をやめないでほしい』という声がSNS上で見受けられたり、配給会社に多数届いたことにも勇気づけられた」といい、大谷については「監督を交え、深い話し合いができています」という。