米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は14日、任天堂が米映画大手ユニバーサル・ピクチャーズ系の映画製作会社と人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のアニメ映画の製作で合意間近だと報じた。ゲーム関連やキャラクター商品の売り上げ増も期待できる。

 映画製作会社はイルミネーション・エンターテインメント。「ミニオンズ」や「ペット」などの作品で知られる。任天堂が2015年に米テーマパーク、ユニバーサル・スタジオの運営会社とアトラクションの共同開発などで提携したことで関係が深まったという。

 スーパーマリオ関連のソフトの累計売り上げは3億3000万本以上で、任天堂はキャラクターの知名度を生かした映画製作を検討。これまでに複数の製作会社と提携に向けた交渉を進めていると明らかにしていた。

 マリオを題材とした映画は1993年に実写版として製作されたことはあるが、商業面などで失敗に終わったとされている。