漫画家の小林よしのり氏(64)が、人気漫画「るろうに剣心」などで知られる漫画家の和月伸宏(本名・西脇伸宏)氏(47)が児童ポルノ所持の疑いで摘発されたことについて「つくづく情けなくなる」と嘆いた。

 小林氏は26日、「児童漫画のプロにとって児童は神聖だ」のタイトルでブログを更新。「漫画家が時々、児童に対するふしだらな事件を起こすと、つくづく情けなくなる。確かに見せしめで警察に発表され、世間の非難を浴びる気の毒さもあるが、相手が児童だと庇えない」とつづった。

 「才能があるのにどうして?とも思うし、児童に妄想を膨らませるのも内心の自由かもしれない。そこから名作や芸術が生まれる可能性もゼロではないから、表現者としては100%ダメだとも言い切れない」と複雑な思いを述べつつも、同じく少年漫画誌で連載を持っていた漫画家として「児童漫画を描くプロフェッショナルが児童にわいせつ目線を持つことが理解できない」とした。