女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の8日放送第59話の平均視聴率が20・7%、9日放送第60話が19・8%(ともに関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、団吾(波岡一喜)がツケの2万円を払ったら専属契約してもいいと言い出し、藤吉(松坂桃李)は思わず払うと言ってしまう。そして団吾は兄弟子・団真(北村有起哉)を風鳥亭の高座に上げるなと言い放つ。しかし、ストライキで芸人がいなくなった風鳥亭。藤吉も不在のため、てん(葵わかな)は団真に出演を依頼する。またとないチャンスに張り切る団真だったが、客のヤジで大失敗に終わる。団真を勝手に高座にあげたことを知った藤吉はてんに激怒する、という内容だった。