米倉涼子(42)主演のテレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜午後9時)が14日、衝撃の最終回を迎える。ニッカンスポーツコムの「ドクターX-」振り返り特集・第3回は7話から9話を紹介する。(かっこ内の%は視聴率)

 ◆OPE.07(11月23日放送、20・1%)蛭間のもとに、内神田の妻小百合(戸田菜穂)から、いとこ萌々香(小飯塚貴世江)の見合い相手を探してほしいと依頼があり、外科医・原守(鈴木浩介)に白羽の矢が立った。その見合いの場に、未知子が突然、客人だと言って外国人女性を連れてきた。女性は、原の元彼女の米国人外科医ナナーシャ・ナジンスキー(シャーロット・ケイト・フォックス)だった。ナナーシャは超一流ながら医療ミスから医師を辞めていた。未知子は、ナナーシャの手の震えから異変を見抜き、完全切除が極めて難しい脳腫瘍だと突き止める。ナナーシャは手術を拒否し、原と最後の時を過ごしたいと訴えるが、未知子は原とナナーシャにゲキを飛ばし、手術を決行。覚醒下脳腫瘍摘出術を選択し、手にまひが残らないよう確認しながらの手術を成功させる。

 名ぜりふ 「あんた、それでも医者? 患者に寄り添ったって、病気は治らないの」

 「あんた、間違ってるよ。外科医なのに自分の命を諦めるわけ?」(原とナナーシャに手術を決意させる)

 ◆OPE.08(11月30日放送、20・6%)元大臣秘書官の八雲拓哉(林家正蔵)は、根治手術が不可能な肝外発育型肝細胞がんと診断され、死を覚悟して記者会見を開き、ある大学病院の補助金不正使用を厚労省が隠蔽(いんぺい)したと告発した。八雲は後日、広告塔に仕立て上げようともくろむ蛭間院長の手引きで東帝大病院に入院。執刀医には西山が立候補するも、高い技術と臨機応変な対応が求められる手術は無理という判断から執刀医は未知子になったが、八雲に告発された人物と関係がある内神田が東帝大病院を訪問し圧力をかけ、未知子は解雇される。未知子は内神田とエレベーターの中で初対面するが、握手を拒否し、「お疲れさま」の言葉を無視していた。その中、西山が、内神田の元を訪れ、直談判し八雲の手術を強行。失敗寸前の西山を、未知子が救い手術は成功。手術後、西山は自分が内神田の非嫡出子だと明かす。

 名ぜりふ 「失敗された患者に、次はないんだよ…あんたには、あっても。だから医者は、絶対に失敗しちゃいけないの」(失敗しないよう手術の経験を積む中で失敗は起こりうると言った西山をたしなめる)

 ◆OPE.09(12月7日放送、21・2%)

 博美の娘も通っていたバレエ教室の生徒・九重遥(井本彩花)が選考会を目前に控える中、足の痛みがおさまらず祖父・九重節郎(大友康平)と東帝大病院を訪れた。未知子は運動能力に支障をきたす舟状骨骨折の可能性を示唆。完治には2回の手術と半年を要するため、選考会は諦めざるを得ない状況となったが、未知子は遥自身の骨でネジを作る術式を提案。骨ネジ作りで外部専門筋の協力を取り付けたが、未知子を日本の医学界から排除しようとする内神田から妨害される。未知子は高い技術力を持つ町工場の技術者・節郎の力を借りて手術を成功させるが、つかの間のオフに博美と買い物をしている最中、倒れてしまう。

 名ぜりふ 「あんたが失敗しなかったら、私、失敗しないので」(1本目の骨ネジ作りに失敗し、2本目の制作に取り掛かる節郎から「こいつを、きちんと仕上げたら、遥は、またバレエが出来るのか?」と問いかけられて返答)