ジャーナリスト池上彰氏(67)が21日、都内で、テレビ東京系新春報道特番「池上彰の2018 世界を見に行く」(来年1月3日午後5時55分放送)の収録を行い、その後取材に応じた。

 今年を振り返り「働き過ぎだった。働き方改革を語る資格はない」と苦笑。ともに出席した大江麻理子アナウンサー(39)から「テレビ東京が相当働かせてしまったのでは…」と聞かれると「その通りです」と即答し、笑いを誘った。

 大江アナは「(キャスターを務める)WBS(ワールドビジネスサテライト)が来年30周年を迎えるので、足場を固めていかなければと思い、走ってきました」と振り返った。

 今年を表す漢字について「『忙』。反省を込めて」と池上氏。大江アナは「『池』。テレビ東京としては、池上さんに選挙特番もお願いしましたし、池の水もたくさん抜きましたし」と、同局の人気特番「池の水全部抜く」を引き合いに出し、ほほ笑んだ。

 同番組では「北朝鮮のミサイル問題」「トランプ大統領の登場で分断されるアメリカ」の2つのテーマを軸に、世界の現場を取材した池上彰氏が解説する。