石井裕也監督(34)は、「このような賞をいただき、うれしく思いますし、励みになります。もっといい映画を作れるように、悩みは尽きませんが頑張ります」と話した。

 2020年の東京五輪に向けた開発が進む東京を舞台に、不器用な男女の空虚感、孤独、恋愛を描いた。石井監督は「ストーリーというより、今の東京の若い人の気分を描いた」と語った。

 お祝いの花束は、主演した俳優池松壮亮から贈られた。池松は「石井監督とは長いこといろいろやってきたが、新たなリスクを背負って一緒にやれてうれしい」と祝福した。