落語家桂歌丸(81)が、体調不良のため1月いっぱいは高座を休むことになりました。

 高齢ですし、昨年も何度も入院したことがあるだけに、不安視する声も多いのですが、関係者によると、そんなに心配することはないようです。

 昨年12月26日に40分の高座を務めたほどで、元日も新宿末広亭の高座に向かうため、自宅で着替えをしたところ、急に息が苦しくなり、頭痛もしたため、急きょ休演を決めました。

 関係者によると、天気によって体調が左右されることが多いそうです。低気圧が近づくと、息が苦しくなることもしばしばだそうです。元日も低気圧が近づいたために体調不良となり、その後も大事をとって、高座を休むことにしたそうです。

 念のため、病院に検査入院したところ、肺炎などの症状はなく、今は自宅で静養しています。高座にこだわる背景には「『笑点』の歌丸ではなく、落語家歌丸でいたい」という強い思いがあります。もちろん、長い間レギュラー、司会を務めた「笑点」には愛着がありますが、それ以上に落語を追求していきたい気持ちが強いのです。

 2月には落語会への出演予定がありますが、復帰の時期は未定です。30キロ台のやせた体で、鼻に酸素吸入器をつけながらも懸命に高座で笑いをとる歌丸の復帰が待ち遠しいです。