TOKYO MXテレビは22日、21日に78歳で亡くなった評論家西部邁氏が司会を務める討論番組「西部邁ゼミナール」(土曜午前7時5分)の今後について「収録済みの27日放送分は予定通り放送し、2月以降は検討中」と説明した。今月10日、20日と27日放送分を収録していたという。

 同局関係者によると、西部氏は、10日の収録の際、持病の神経痛がつらい様子だったという。27日放送の番組では、生前、収録した内容であることと、番組に貢献してきた西部氏に対する感謝や哀悼の意を表するメッセージを字幕で入れる予定とした。

 西部氏は保守派の論客として知られ、テレビ朝日系「朝まで生テレビ!」などでも活躍していた。21日朝、東京都大田区の多摩川で自殺を図り、溺死したとみられる。