NHKが「あさイチ」のメインキャスターを務める有働由美子アナとV6井ノ原快彦の番組降板を発表しました。

 例年なら1月末までに新年度番組のキャスターを決め、1月末か2月始めには、ほぼ全番組についての新キャスターをまとめて発表します。

 今回はとりあえず「あさイチ」についてだけという異例の発表でした。それだけ、多くの視聴者に親しまれてきた人気番組で、視聴者の関心も高かったことをNHKが考慮したことがうかがわれます。

 有働アナと井ノ原は8年間も名コンビぶりを発揮し、番組の顔として活躍してきました。好調な視聴率を支えてきた功績は大きいと思います。2人は、あと2年、同番組の司会を務めれば10年という節目となります。視聴者も10年という節目なら「お疲れさま」と、労をねぎらう気持ちになるかと思います。この時期の降板には「なぜ?」と思う人もいるかもしれません。

 NHKは、有働アナに新しいステージに挑戦してほしいと説明し、井ノ原は有働アナが降板するなら一緒に降板したいという意向を示したとされます。

 有働アナの降板がなければ井ノ原も続投していたということ。それでもNHKが有働アナを降板させ、挑戦させたい新しいステージとは何なのでしょうか。

 関係者からは、有働アナの降板は後進の育成のためという声も聞いています。視聴者が納得する仕事を期待したいものです。