女優の鷲尾真知子(68)が、最愛の夫で俳優の中嶋しゅうさん(享年69)を亡くした悲痛な胸の内を明かした。

 鷲尾は15日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演。昨年7月に出演舞台のステージから転落し、急性大動脈解離で亡くなった中嶋さんとの思い出を語った。

 自身も中嶋さんとは別の舞台の初日を翌日に控え、稽古中に夫の事故について連絡を受けて病院に駆け付けたという。「ただただ、戻って来てほしいという一心で手を握って大声で彼の名前を呼んだのですけど、でも……返事ないままに逝ってしまいました」と振り返った。

 夫と交わした最後の会話は「『行ってきまーす』って言って、彼はいつもの椅子に座って『うん』って……それが最後です」。話しながら何度も涙ぐみ、声を震わせたが、「私が思う以上に彼はきっと、私を独りにしたことをごめんって言ってくれてるような気がして。ということはやっぱり私がしっかりシャンとすれば、彼は……(安心する)と思います」と前を向こうとしていた。