郷ひろみ(62)が16日、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)フィギュアスケート男子のショートプログラムで完璧な演技を見せて首位発進した羽生結弦(23)に、力強いエールを送るコメントをした。今日17日フリーに出場し、フィギュアスケート男子で五輪66年ぶりの連覇を目指す羽生に「フリーでも羽生選手らしい演技ができるよう、心から応援しています!」と期待した。

 郷は、羽生と14年にアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」で共演。17年には日本テレビ系「24時間テレビ」で、羽生が病気と闘う子どもたちへのエールを送ったアイスショーでも共演した。ともに、郷の代表曲の1つ「言えないよ」の生歌に合わせ羽生がパフォーマンスしたという、強い間柄だ。

 郷は今回、右足首を痛め4カ月ぶりの実戦が五輪という逆境の中で、ショートプログラムで見事1位に立った羽生を「ケガでブランクがあったにもかかわらず、大変すばらしい成果が出せるのは、強靱(きょうじん)な肉体だけでなく、同時に強い心を持っている人しか成せることではないと思います」とたたえた。

 「24時間テレビ」では、羽生が2歳の時に小児ぜんそくと診断されていたことをテレビ初告白。同じ病と闘う12歳の少年にスケートを指導、アイスショーを披露した。けがや病気に打ち勝ちながらもトップに君臨する羽生について、郷は「その精神力の強さは感じていました」と称賛した。