社会学者の古市憲寿氏(33)が、自身がコメンテーターとして出演するフジテレビ系「ワイドナショー」および出演者に対する批判の声に反論した。

 18日放送の同番組では、ダウンタウン松本人志のツイートが物議をかもした問題について取り上げた。

 松本は11日、「たとえばオレの番組にゲストで出たタレントさんがたたかれてたりするとツライです。きっとサービス精神でいろいろ話してくれたのに。ダウンタウンの番組に出て楽しかった!って思って欲しいもんなー」とツイート。ちょうど同日放送の「ワイドナショー」に出演した国際政治学者の三浦瑠麗氏が北朝鮮問題に関する発言で炎上していたタイミングだったため、三浦氏を擁護したものだと受け取られた。

 HKT48の指原莉乃も「三浦さんのことだと思ったから、『松本さん、三浦さんのこと狙ってんじゃん』って思った」と語ったが、松本は「誤解って怖いな」苦笑い。三浦氏とは全く関係がなく、普段から何げなく思っていたことをつぶやいただけだと釈明し、「ダウンタウンDXとかダウンタウンなうのことをなんとなく言ってる。誰とは特定はしませんけど、ここ数カ月、数年、そういう感じがあったので、つらいなっていう意味で言ったんですけど」とツイートの真意を説明。古市氏から「ていうことはワイドナショーに出た人は、嫌な気持ちで帰ってもいいっていうことですか?」と横槍を入れられたが、「ワイドナショーは、これはもう自己責任でやってくれ!」と突き放した。

 古市氏も「三浦さんの発言に関する賛否は当然、別にいいと思う。それは自己責任で」と同調。しかしネット上では、出演者や番組に対する過剰な批判が繰り広げられているとし、「それ(三浦氏への批判)に乗じてワイドナショー批判をしているいろんな人がいる。それは違うなと思う。あと三浦さんのことをもともと憎い人が『(講師を務める)東大から追い出せ』とかっていう形で批判するのは違うなと思う」と語った。

 また古市氏は、タレント等がコメンテーターを務める同番組に、ネット上では「専門家でもないのに芸能人が語って」といった批判の声があるとし、「でもそれでいいと思うんですよ。だって社会ってそういうものじゃないですか。専門家しか語れなかったら社会とは言えない」と反論した。